一昔前まで50万円台~100万円弱の価格が当たり前だったリアルラブドールが最近になって10万円台で造形がしっかりしているモデルが出回っている。
これから購入を考えている方達がまず気になるところだと思います。
価格が違う理由は主に3つ
素材
造形
ブランド
素材の違い
ラブドールの肌素材には現在2種類あり、シリコン製とエラストマー製になる
2つの素材で特性が違うが、どちらもラブドールを構成する疑似肌材質には大変優れている。
シリコン製(正しくはシリコーン製)
シリコン製(正しくはシリコーン製)は、はっ水性があり、耐熱、耐酸、耐油性に人体への影響も低い安全性が認められており医療用でも幅広く活躍する、ラブドールにはうってつけの素材です。反面、素材費が高くなりがち。シリコンが体の約80~90%を占めるラブドールが高くなるのはこのシリコンをふんだんに使うため、素材費の影響が大きい。
TPE製(Thermoplastic Elastomers)
TPE製(Thermoplastic Elastomers)熱可塑性エラストマー。従来のシリコン素材より、安価、軽い、やわらかい、とメリットは大きい。ラブドール市場に価格破壊の波がおしよせたのも、この素材の影響。ただし、シリコン製と違い熱に弱く、耐油性も無い、ブリードといわれる特有の臭いがあったり、化粧のノリが悪くはげやすいなど。耐久性をみるとやはりシリコン製に劣る。
この2種類の素材でラブドールを製造する際、製造工程、製造技術が全く異なることから、シリコン製を主とするメーカーがTPE製を作ることはまず無いとおもっていい。その逆もしかり。同じ様な素材に見えるかもしれないが、専用工場を別に構え、型も製造ラインも新規に作成することになるため、コストと専用技術者が必要になる。※それでもお金がある企業はやってしまうのかも・・・
造形とブランド
見出しの2つをまとめてしまっているが、各社培ってきた造形技術と築きあげてきたブランドはそれぞれ。こだわりと信頼をブランド化している。どこ価値として選択するかはユーザー次第となるが、1体の販売価格が高い高級ラブドールで残ってる会社は選ばれている証拠であるといえる。
10万円以下のラブドールってどういうこと?
まず確実にいえるのは、シリコン製で10万以下のラブドールはあり得ない。素材費に見合ってないからだ。あってトルソー型とかではないであろうか。
8万~20万円代であれば、中国産TPEドールが主流となっている。amazonなどで調べると5万円代やそれ以下のラブドールもちょこちょこ出品されている。怪しい匂いしかしない。価格が安いということはそれだけ’何か’が削られているわけで 造形が異なったり、 耐久性が著しく悪い場合も考えられる。
結局値段の安さも魅力の一つであり、購入者自身が何に魅力を感じ、どこで納得するかになるので、しっかりと見極めてほしい。
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